芦ノ湖の天気 箱根火山の陥没した火口に、永年の雨水が溜まってできた湖。周囲約郊一q、標高720m、最深部約42m。西岸は急斜面となっているが、東岸はゆるやかな傾斜となる。 大正14年、アメリカから初めて輸入されたブラックバスを唯一の繁殖池として放流した。在来の魚はヘラブナ、コイ、マプナ、ワ力サギど。その他、漁業組合がニジマス、ヒメマス、ブラウントラウトなどを放流している。 毎年3月『−日に解禁され、ヘラブナ釣り、陸からのルアー、フーフイや船のトローリング、ボートのルアー釣りでにぎわう。11月30日までが釣り期間。 主なポイント □深良水門周辺=解禁当初から5月までは両グルテンの底釣りがよく、盛期の5〜『/月までは両だんごが主体となり、宙釣りでも十分釣れる。底釣りの場合、18尺以上のサオが必要。 □バイオレット桟橋周辺=舟宿バイオレット前にある桟橋周辺のポイントで舟釣りとなるが、ここもサオ18尺以上の底釣りがいい。エサは両グルテンが基本になるが、盛期は両だんごがよく、宙釣りで も釣れる。 □早川水門周辺=ここも舟釣り。遊覧船の波の影響を受けることが少なく、解禁当初は両グルテンの底釣り、盛期になれば両だんごの宙釣りでもいい。18尺以上のサオが必要だ。 □箱根神社下=足場がいいため陸釣りの名ポイント。18尺以上のサオを使い、底釣りで狙う。エサは両グルテンだが、盛期には、両だんごで十分いける。 □箱根ホテル前の桟橋=普通、桟橋は舟着き場となっているためヘラ釣りができないが、箱根ホテルに宿泊すればこの桟橋で釣りをすることができる。魚影は濃く、18尺以上のサオを使い底釣りで狙いたい。エサは両グルテンが基本だが、盛期には両だんごになる。正面からの風や波が出るので、その時は中・外通しのドボン釣りに切り換えるといいこともある。 ※釣り方=底には藻が生えている所が多いので、藻が成長して伸びてくる時期には藻面の釣りになることも。この場合、エサが藻穴に潜らないようにすることが必要。また、放流ベラに混ざって大型の地ベラも釣れるので、ミチイトー・2号、ハリス0・6号の仕掛けが目安。水の透明度が高いので、ヘラプナは深場にたまりやすい。よって18尺以上のサオが必要だ。乗っ込み期は5〜6月で、この頃から大型の地ベラがエサを追う。
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