釣り堀というと、都市の住宅街の中の箱型の池と思いがちだが、豊かな緑に囲まれた逆#H・Cはむしろ管理釣り場に近い。オープンは、昭和44年4月。ここは、休憩所等の施設もきれいで、ゆったりと過ごせる。池は一面で水深2・4m、最深部2.7m。111名入釣可。
放流は毎年3t、多いときでは5t近く。体高のある引きの良い讃岐ベラの、しかも大型を選んで放流している。
4本の井戸から毎分2t近い水が循環し、水況は抜群。冬期も水温が8〜9度と高いのも自慢のひとつだ。魚影の濃さもあって、冬でもアタリがとぎれない。竹林と雑木林に囲まれて風にも強い。
また、サオ掛け、玉網、座布団、テント、エサボール等すべて無料で貸し出してくれるし、エサ付きの貸しザオ(500円)があるので、体ひとつで出掛けても大丈夫。
●釣り方
暖期では浅ダナ(1m)の両だんご釣りがよく、しっかりめのタッチで対応したい。アタリが多くあるからといって、やわらかいだんごのエサにすると、すぐに上ずってしまい、スレ、またはカラツンが多くなってしまう。ポイントはハリスの長さで、上20p、下30pが目安。アタリが多ければ5pずつ詰めていく。そして同時にエサを小さく付ける。
寒期ではバラケとウドンのセット釣りがメイン。タナは1mで、ハリスを上10p、下40pにした段差釣りにする。アタリが少なければ、下ハリスを5pずつ伸ばしていく。
パラケのタッチは、すぐにバラケてしまうのではダメで、しっかりなじんでから徐々にトップが上がってくるような感じがいい。
混雑時には、とくに食い渋ることがあるので、その時はバラケのタッチをバラケやすくしたり、もたせたりして、サワリが出る方向
へもっていく。
サオは季節を間わす混雑したら長ザオが有利になる。この時、小さいウキを使うと、風が出た時しもられてしまうし、待ち釣りに対応できないので、ボディ12p前後の中クラスのウキを使いたい。 |