雑木林に囲まれ、野鳥がさえする自然がいっぱいの釣り場だ。オープンは平成2年11月。水面積3200坪ある。ウキの動きがいい釣り場として人気があったが、たび重なる大雨の際に周りの土砂が池に流入して浅くなってしまった。そこで、池を3つに分割して掘削機を入れて大改修を決行した。
この地方は古くは海であったため、周りは、貝の死がいが堆積してできる「貝塚」の硬い地盤で、作業は難航。加えて大量の地下水が湧き出るなど、完成予定をはるかに越す大工事となった。
しかしその作業も平成11年に終了。これまでいた旧ベラに加えて6トンの新ベラを放流して平成12年『1月1日にリニューアルオープンし、釣り桟橋もこれまでの個人用から、釣り人が並ぶスタイルの木製桟橋へと全面改修し、水深も平均4m、最深部5・6mとなって真新しい雰囲気で再スタートを切った。
釣り座間隔は2・2mもあって非常に釣りやすく配慮されている。水面は川状に伸び、向かいの釣り人は遠く対岸、前がひらけていて気持ちいい。森の奥の沼にいるような野釣りムード満点の釣り場である。
湧き水が豊富で、しかも良質の地下水を汲み上げているので、真冬でも水温が7度以下になることは少なく、冬でも宙釣りで釣果が上がる。ウキの動きがいい秘密はこのあたりにもありそうだ。
放流された新ベラは良型が多く、2枚1sから大型ともなると1枚1kg級も時折顔を見せている。
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